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ザントマン(Sandman)

20091029黒

(Sandman)

色:白 砂色 氷色
ロール:名と役割を奪われた馬の抜け殻 
形態:蹄を持つ、首の長い不気味な動物。馬に分類される。角もたてがみも持たない。全てが眠りついたかのような氷の砂漠(Ice dune)を彷徨っている。
属性:印鑑 亡霊 持たざる者 奪われた者
性別:奪われている
性格:不気味な容貌であるが、非常におとなしい。語ることができないが、立ち尽くし、穴の様な両目で旅人のほうを見つめる様は、何か伝えたい事があるとも、何かを諦めようとしているようにも見える。ザントマンは一度に一体しか現れないが、多くがそこにいて、全てが同じ姿をしている。人を背に乗せることができる。

その他:物語に出てくるザントマンの元となる存在はアムネジア(Amnesia)であり、彼女が何者かによって角(存在、個性)を奪われたあとの抜け殻として登場する。氷の砂漠には音も大気もなく、黒い空を切り抜いたかのように真っ白な太陽が輝き続けており、砂粒はその光を真っ白に反射する。ザントマンは光にはさまれ、黒い空の下で無数の砂粒の上をゆらゆらと歩き続ける。

*奪う事について:外圧によってアイデンティティを変更させられ、元のアイデンティティが立場を失う事をさす。結婚して姓の変更を余儀なくさせられる事などがそれに相当する。本来のアイデンティティが剥奪・抑圧された場合、名前のないものとして彷徨うことになる。

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